企画展示

企画展




企画展『カンジ・ムジカ』~春と愛と漢字に溺れる、音とアートの企画展~




開催概要

期間 2020年1月10日(金)~4月5日(日)
内容  「見ること」「聞くこと」を通して漢字を感じるアートな企画展です。 言葉が生まれた背景やその未来に思いを馳せながら、日本の自然環境の中で育まれてきた言葉に内在する音や文字について、若手クリエイターと関西の美術学生との共同制作によってその感覚をアートを軸に表現します。

場所 2階企画展示スペース
料金 「漢検 漢字博物館・図書館」への入館料お支払いの方は企画展に入場可能。



展示例

【展示1】 音郷響門閃闇立日 -なにゆえの あいうえお ことばは どこから? 文字のない時代に人類が命を営む上で取り巻く自然の姿や遍く音に触れる原始的体験を通し、私たち人類が言葉(ことば)を他者へ伝える口承手段・芸術、そして書く(描く)行為により伝達方法を見出した瞬間を表現した体感型展示です。言葉はどこから来たのか? 果ては音はどこから湧き出たのか? その途方もない問いに対し、ひとひらの閃きを拾う旅への誘い。門に人が入り、音に触れ、閃き、闇の中で見つけた文字星の光とは如何に?
※作品メンテナンスのため、2月4日(火)から展示休止


志人(詩人/作詩家)
独自の日本語表現の探求により-言葉-に秘められた全く新しい可能性を示す-言葉の職人-。音楽表現のみならず舞台芸術、古典芸能の分野においても国内外で活動する表現者。また森林生態学研究者としても活動し、日々深山に入り地元山林の山守をしている。

【展示2】声/千闇千刻の光
これらのかなのいみがわかるとき\それをたすけているのがかんじです/かんじはことばにきめとおくゆきをあたえます/ことばがぞうをむすぶとき\かんじはそれによりそい\あなたのこころやしこうがおこるばしょをゆびさす ―このさくひんは\きざまれたいくせんのせんがつくるやみから\いっぽんのいとをひきあげるように\いみのあるむすびめをあなたがみいだすけいけん/そのとき\かんじのおとは\あなたとわたしのこえでさいせいされ\あなたのなかであたらしくぞうをむすぶでしょう/


山崎阿弥(声のアーティスト/美術家)
自らの発声とその反射を用いエコ・ロケーション(反響定位)に近い方法で空間の音響的な陰影を感得しパフォーマンスやインスタレーションを制作する。近年は量子力学に関心を持ち、声を手がかりに時間と空間の行方、世界の成り立ちを探求している。




チラシ・ポスター