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2021.1.28 お知らせ
2020年「今年の漢字」大書「密」 額装しました
京都 清水寺にて揮毫された「今年の漢字」の大書「密」を額装しました。
金縁に白の丸が組み合わさった華やかなデザインです。大小さまざまな丸が集まる様子は「密」をイメージしたものです。2020年は新型コロナウイルス感染症が世界的に大流行し、感染を予防するため「密閉・密集・密接」の「3密」を避ける生活が求められた一方、人と人との心のつながりや、親密な関係性の大切さに気づいた年でもありました。
清潔さや新たなスタート、神聖さを表す白色には、日常的なマスク着用、手指消毒の様子や、リモートワーク、ソーシャルディスタンスなどの新しい生活様式の開始、最前線でウイルスと戦う医療関係者への感謝の意が込められています。また、金色には、一日も早くこの困難を脱し、明るく豊かな生活になることを願う気持ちが込められています。
「今年の漢字」の大書を入れる額は、選ばれた漢字に合わせて毎年異なるデザインになっています。
京都北山にある京額様が1995年の初回から額装を担当されています。
https://kyoto-kyogaku.com/works/
現在、新型コロナウイルスによる2回目の緊急事態宣言が発令され、いまだに日本全体で「密」を強く意識する状況です。応募した方々の思いを汲んで額装された大書から、込められた思いが一層強く感じられるようになりました。
大書は2021年12月まで漢字ミュージアム1階で展示します。おでかけしやすい時期が来ましたらぜひ直接ご覧ください。
2020年「今年の漢字」結果についてはこちら
https://www.kanken.or.jp/project/edification/years_kanji.html