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2020.6.23 お知らせ

【作品展示】(6月24日~)「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」




コロナ禍だからこそ、大切な人への想いを見つめる機会を

「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」作品展示


■概要
【展示】「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」作品展示
【期間】2020年6月24日(水)~9月27日(日)
【場所】漢字ミュージアム 2階 ワークショップスペース
【内容】「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」は、公益財団法人 日本漢字能力検定協会が、2013年より毎年開催している、公募イベントです。東日本大震災という国難に見舞われた2011年、その年の「今年の漢字Ⓡ」に圧倒的な応募数にて選ばれた「絆」。その一文字に託された、国民のさまざまな想いから着想を得て、大切な人への想いを漢字一字で表現し、それを贈ってみてはどうか、と始めた試みです。
昨今の新型コロナウイルス感染症の大流行に伴い、外出の自粛や学校の休業、必要物資の不足など当初から多くの制限を受け、私たちの生活様式は大きく変わりました。これまでの日常生活が変化することによって、我慢をしたり何かをあきらめたり、ストレスを感じる場面に今なお直面していることと思います。私たちはこのような時だからこそ、皆様にとって大切な人に対する想いにあらためて意識を向けていただきたいと考え、主に『家族』をテーマにした過去の受賞作品58点を展示いたします。心温まる、また、少し考えさせられもする作品をどうぞご覧ください。
【料金】漢字ミュージアムの入館料が必要

■展示の見どころ

「家族」をテーマにした受賞作品

大変なこの時期こそ、大切な人への想いを見つめなおす機会に。

2013年度 大賞受賞作品「迎」

毎日、毎日、家で迎えてくれるあなたの存在にありがとう。
毎日、毎日、迎えてくれる憩いの場にありがとう。
毎日、毎日、迎えてくれる温かい心にありがとう。
自分が安心してホッとする場は家であり、家族に囲まれた空間です。
自分にそのような場が在ることはとても幸せなことだと思います。
これから先も、ずっと、みんなを迎える温かい家族でいようね。

2015年度 特別賞受賞作品「麺」「楽」

≪麺≫ 妻が病気になって、不器用な私が昼食を作るようになった。
料理といっても夕飯の残りに入れたうどん、素麺、中華麺、その繰り返し。
でも妻は毎日「美味しい」と食べてくれる。
本当は私の方が嬉しいんだよな。

≪楽≫ 夫が作ったお昼を食べる日が来るなんて、想像もしませんでしたが、これがなかなか良いものです。
毎日麺なのですが「玉子が丁度いい」「麺がみずみずしい」褒めていて、夫はすっかり工夫上手な麺上手。
楽しい2人の時間で、病気したのもちょっとラッキーだったかもです。

2014年度 協会賞受賞作品「帰」

ぱぱがいつもかえりがおそいのではやくかえってきてほしいです。
ぱぱはやくかえってきてねだいすきだよ。
ぱぱはやくかえってきてねいっしょにおふろはいりたいよ。
ぱぱはやくかえってきてねいっしょにごはんたべたいよ。

2019年度 大賞受賞作品「調」

私がLGBTを打ち明けた時、「ええやん」と微笑んだ母。
私には秘密で図書館に通いながら必死にLGBT関連の本を読み、
私がどうすれば生きやすいかを「調べて」くれていた母。
「調」は私にとって、あなたの愛が詰まった漢字です。

その他の受賞作品
少し考えさせられたり、クスッと笑えたりする作品を展示。

2015年度 審査員賞受賞作品「切」

テクノロジーの発展により以前にも増して、人と簡単に繋がっていられる様になった今だからこそ、
パソコンや携帯の電源を時々切る勇気を持ちたいと思います。
人と「繋がっていたい」と願うばかりに夜な夜なメールやフェイスブックやラインをチェックしたりと
一番大切なはずの目の前にいてくれる人たちをも蔑ろにしがちな今の自分を、
もうすぐ30歳になる自分に届けたい言葉です。
本当に「繋がる」為に「切る」勇気をもちたい。持とう!

2018年度 審査員賞受賞作品「謝」

マサキくん元気ですか。僕は君に一つ謝らなければならないことがあります。
インコに「人間に戻して」を教えたのは僕です。しきりに怖がっていましたね。
人間を鳥にする呪いなんてないから安心して大丈夫です。

2011年「今年の漢字」応募数第1位 「絆」の大書

「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」のきっかけとなった「今年の漢字」の大書を展示。
東日本大震災という国難に見舞われた2011年、圧倒的な応募数にて「絆」が、
「今年の漢字」応募数第1位となりました。
2011年「今年の漢字」についてはこちら

漢字コンテストに応募できる
2013年から続く「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」、第8回の作品を募集中です。
WEBや学校・塾などを通じて、応募することができます。
コンテストのWEBサイトはこちら

■作品展示にいたった背景
漢字ミュージアムでは、夏休みの子ども向けに、見て触れて楽しめる企画展を準備していましたが、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から見送りました。
そのような中、「私たちが、このコロナ禍でみなさまにお届けできるメッセージは何か」と考えた結果、
これまでの作品が、現在そして未来を考えるヒントになるであろう漢字コンテスト作品を展示することにしました。