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2022.2.11 お知らせ

2021年「今年の漢字」大書「金」 額装完了

2021年「今年の漢字」大書「金」 額装完了
このたび「今年の漢字」2021年の大書「金」の額縁が完成しました。額縁は毎年揮毫されてからデザインしています。今回は4度目の「金」ということもふまえて、これまでとは趣向の異なるデザインに仕上げました。2021年12月13日に京都・清水寺にて揮毫された「金」(応募数第1位)の大書は、12月23日から額装されるまでの間、漢字ミュージアムで額縁のない状態で展示していました。



【期間】2月9日(水)展示開始~2022年12月下旬まで
【場所】漢字ミュージアム1階
【料金】漢字ミュージアムの入館料が必要
【協力】株式会社京額(額縁の制作)


2021年「金」大書の額装デザインについて
東京オリンピック・パラリンピック開催にちなんで日本国旗の白・赤を基調としました。額の内側をゴールドにすることで、大書の帯色とのバランスを整えました。白とゴールドは、2020年の大書「密」の額縁に使われた色です。2つの大書を並べて展示した際に、時間的な流れを感じられるように工夫されています。
「金」を選んだ理由に大谷翔平選手の活躍を挙げる声も多いことから、所属チームのロサンゼルス・エンゼルスのロゴイメージも参考にしました。
今回の額縁は、白と赤の2枚の額縁を1枚に繋ぎ合わせています。額縁の凹凸の波に繋ぎ目を合わせるため、試行錯誤して完成しました。歴代の「今年の漢字」の額装を担当している株式会社京額によると、これまでの「今年の漢字」の額縁の中で最高難度の技術が必要だったとのことです。


額縁の上、中央部。白と赤の額縁が交互につなぎ合わされている。


額縁の左下部分。額縁の凹凸の波に合うようにカットされている。


2021年「金」大書の額装の様子
歴代の「今年の漢字」の額装を制作している、株式会社京額の担当者による額装の様子です。「金」の大書と額を合わせるのはこの日が初めてで、丁寧に作業が進められました。当日はテレビ局の取材が来ていました。













2000年、2012年、2016年、2021年それぞれの「金」
「今年の漢字」で「金」が第1位となるのは、2000年、2012年、2016年に続き4回目です。2021年に応募者が「金」を選んだ理由を、過去「金」が選ばれた当時と比較できるようご紹介します。

●「金」の応募数と主な理由



「金」の応募数と主な理由 PDF版はこちら


企画展情報
漢字ミュージアムでは、「今年の漢字」の歴代の大書現物を鑑賞できる企画展を開催中です。
【企画展名】今年の漢字展
【期間】2021年10月27日(水)~2022年2月13日(日) 
     →2022年4月10日(日)まで期間延長。会期中にまん延防止等重点措置の期間を含むため。
【場所】漢字ミュージアム2階 ※2021年「金」のみ1階
【内容】「今年の漢字」第1回の1995年から2021年までの大書現物をすべて展示しています。日本の世相の移り変わりを、迫力の大書とともにお楽しみください。
【料金】漢字ミュージアムの入館料が必要

企画展「今年の漢字展」のWEBページはこちら


「今年の漢字®」について
「今年の漢字」は、1995年から漢字の素晴らしさや奥深い意義を伝えるための啓発活動の一環として始まりました。毎年年末に一年の世相を表す漢字一字を全国から募集しています。そして、最も応募数の多い漢字を12月12日(いい字一字)の「漢字の日」にちなんで、京都・清水寺で森清範貫主の揮毫(きごう)により発表しています。一年を振り返り選ばれた漢字一字からは、さまざまな出来事を回想することができます。 「今年の漢字」は、年末の風物詩の一つとして人々に愛される行事となっています。
※「今年の漢字」は(公財)日本漢字能力検定協会の登録商標です。

「今年の漢字」WEBサイトはこちら